史上最短の戦争の日

過ごしやすくなったかと思えば、台風一過の後再び猛暑が戻ってきて干からびつつございます。ルーサーです。

今から遡る事122年前―――当時日本は明治29年。初代内閣総理大臣でもある伊藤博文が、第5代内閣総理大臣として再び勤めていた第二次伊藤内閣が終焉した年でもあります。

その年の今日・8月27日、ザンジバル保護国(現在のタンザニア連合共和国)とイギリスとの間に『イギリス・ザンジバル戦争』が勃発しました。
この戦争、午前9時2分頃の砲撃を以て戦いの火蓋が切られたのですが、その後午前9時40分頃に終結しました。

なんと僅か40分程で終わった戦争として、記録が残る人類史上最短の戦争とされています。

学校で言うなれば、一時間目の授業が始まる頃に開戦、その一時間目が終わる前に終戦となったようなものです。

余談ですが、逆に記録に残っている史上最長の戦争として、ネーデルラント連邦共和国(現在のオランダ)とシリー諸島の間で勃発した三百三十五年戦争―――名前の通り3世紀に渡って続いた戦争がございます。
ただし、実際に闘争がそこまで続いていたかというとそうではなく、実質数ヶ月程度で終戦になったらしいです。
戦争を終結させる平和条約がずっと結ばれないまま、誰にも気づかれないまま335年も放置されていたため、その間書類上ずっと戦争状態だったと。
その上、史上稀に見る無血戦争でもあったそうです。

人類の歴史は戦争の歴史と申しますが、その中でも色々な戦争が人類史にはあったのだな~と思いました。

以上、ルーサーでした!